素人目線の映画感想ブログ

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※ネタバレがある時は、必ず<赤字>で標記します。点数の説明はこちら。

カメラを止めるな!/感動を呼ぶ伏線回収バラエティー! 


 カメラ止めるな
 カメラを止めるな!
 (2018年 日本映画)  
 90/100点



超話題作ですね。
福岡でも、続々と上映館が増えてます。
遅ればせながら観てきました。公開からだいぶ経つし、レイトショーだったのに、かなり席が埋まってます。人気ぶりがスゴい。

で。

噂とおり、面白かった。

あまりネタバレしない方がいいみたいですけど、これだけは知っておいた方がいい。
前半は『ワンカット・オブ・ザ・デッド』という、その名の通り、ワンカットのゾンビ映画。
後半で、その撮影の裏側を描きます。

つまり、前半は伏線だらけの「前フリ」です。
後半、その伏線を見事に回収していくのが素晴らしいっていう映画なのです。

だから。
前半のチープ感やグダグダ感は「あ・え・て」です。それを知ったうえで観ないと、「ん…? なにこの安っぽいホラー…?」ってなったら大変!!

 カメ止めるな


とはいえ。

前半の『ワンカット・オブ・ザ・デッド』が、意外(?)に見応えがある!
だって、ワンカットのゾンビ映画って…、例がないから、新鮮でした。
役者陣の芝居も面白い。特に、冒頭から狂ったように怒鳴り散らす映画監督に引き込まれました(しかも重要な伏線であった)。

会話が長い部分もありますけど、展開は派手で、スピーディー。何度もリハしたんだろうなーと思わせるほど、カメラが動く動く。

ただ…、まあ、当然だけど…、ちっとも怖くはない。

それに、『ワンカット・オブ・ザ・デッド』の放送意義の重さがあまり見えない(描写がない)ので、撮影トラブルに対する「緊張感」もありません。(プロデューサーもノリが軽いしね)。
あくまで、「ワンカット」の素晴らしさと、後半の伏線回収への期待値の盛り上がりを楽しみます。

で。

後半。
これが面白い!!
『ワンカット・オブ・ザ・デッド』の撮影舞台裏を描きますが、撮影スタッフの周到な段取りなんかが見えて、バックヤードツアーのような楽しさ! 


そして明かされる、撮影時に起きていたトラブルの数々! 
あー、そういうことだったかー。のオンパレード。

カメ止めるな2


ただ…。
それにしても、『ワンカット・オブ・ザ・デッド』出演者みんな「アクが強過ぎて」、やや不快に思ったり。
役柄と実際の人柄の違いに、ちょっとショックを受けたりなんかして(すべて劇中の話ですよ)。
それが、急に「熱い芝居」を繰り広げるから、ギャップに戸惑った(劇中の監督のおかげだろうけれど)。

で、巧いのが。
自尊心の復権・家族の再生のようなドラマを織り込んだところ。
しかも、その表現が巧い! ラストで、「セリフ」に頼らず、「画」で魅せます。
実のところ、個人的には、途中まで本作に「小ネタ感」を感じてはいました。言ってしまえば、伏線回収がテーマみたいな、それだけの映画かと。

カメ止めるな3


でも。

その最後の表現の素晴らしさで、一気に心の中で点数がウナギ登ったのです。
喝采ですよ、あれは。

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Posted on 2018/09/23 Sun. 14:47 [edit]

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