素人目線の映画感想ブログ

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貞子VS伽椰子 /呪いの賞味期限切れ。 

 貞子VSかやこ
 貞子VS伽椰子
 (2017年 日本映画)  
 79/100点



<ネタバレ全開です。>

前回、ハリウッド版ゴジラの「VSシリーズ」を観たからってわけじゃないけど。

ジャパニーズホラーの代表:貞子姐さんと伽椰子姐さん。かたやVHSを握りしめ、かたや昨今の空き家問題を逆手にとり、いまだ獲物を狙い続けるお二人のゴリゴリの執着心には恐れ入ります。

とはいっても。

ホラー界のアイコン的存在になって散々ネタにもされてきたお二人に、今なお恐怖を感じるかといったら、やっぱり無理なわけで。すでにドル箱スターを経てきた彼女らは、もはや「金持ち喧嘩せず」の境地。お二人の対決が、おったまげるほどの八百長で幕を閉じるのは、最初から分かり切ったことだったのかもしれません。

加えて、散々見知った「呪い」を、ゆっくりしたテンポで何度も繰り返された時は、ちょっとイライラ。ビビってないで、ドロップキックでもお見舞いしてやれや!! とけしかけたくなるほど。

貞子VSかやこ


「ビデオを見る→電話がかかる→二日後に現れる」というシステムを律儀に守る、貞子姐さんの生真面目さには感服しますけど。

一方、俊雄君にいつまでも呪いを手伝わせる伽椰子姐さんは、子供に宗教勧誘をさせる親のような身勝手さを感じずにはいられません。おまけに、俊雄君は微妙にスベってると思うんですが。

それでも。

友近の持ちネタ「西尾一男」みたいな霊能者が、全く歯が立たずにコテンパンにされるくだりには、ゾッとする怨念を感じたものです。ここは、強烈であった。

その後に現れる若手の霊能者コンビにもワクワクする要素があって、期待したんです。ぶっきらぼうで、そっけない感じがなんとも一癖あって良い。スゴウデ霊能者:経蔵(けいぞう)が言い放つ、「バケモンにはバケモンぶつけんだよ」という屈指の名セリフも痺れます。

だもんで。

できればもっと健闘してほしかったなあ! 霊能者コンビが、結局雰囲気だけだったのが、なんとも。呪いの家に侵入した依頼人との連絡方法が、「携帯電話」ってことからして、危なっかしいと思ったよ。盗聴されてるに決まってるじゃん。相手はNTT回線に割り込んで電話してくるハッカー貞子だぜ。だから案の定、裏をかかれんだ!

貞子VSかやこ2


『霊幻道士』が好きだから、倒すのは無理としても、もうちょい対等な対決を観たかったなあ…

女の子の霊能者なんて、最後はただの子供でしたよね…。テンテンを見習って!(それは『幽幻道士』)

で。

観る前は、ユーレイ同士の「対決もの」って、結構斬新な気がしたのです。呪い同士がぶつかるってのは、一体どんな見せ方になるのかなあと興味津々。

が。

友近とユリアンがやっていた、「よくわからない遊女同士の決闘」みたいに、よく分からん感じでしたよ。おおよそ物理現象を超越した存在のはずなのに、お二人が激突しようとする構図が、まんまゴジラとキングギドラだったこともあいまって。

だから思うんですよ。意外に、ドロップキック効くんじゃないかって。

ということで、個人的には、ネタ映画以上でも、以下でもない佳作でした。

お二人がホラーとして怖がらせるのは、もう時代遅れではないでしょうか。ここらでマイナーチェンジしたらと思います。木村佳乃を見習って、『イッテQ』でゆいpと相撲対決とかどうですか。


↓こんなことやらせといて怖がらせろって、ムリだよ。
かやこ さだこ



  


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Posted on 2019/06/30 Sun. 14:13 [edit]

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