素人目線の映画感想ブログ

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リーガルハイ2 2話 


 少し、ホッとしました。


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 リーガルハイ2  第2話
 (2013年 日本ドラマ)79/100点



また「リーガルハイ」です。ドラマブログになってしまう…。ま、本作は特別ってことで。
連ドラの続編に、こんなにも期待を寄せるのは一体どれぐらいぶりかなあ……そうそう! 「もっとあぶない刑事」以来だな。(古いなー)

「もっとあぶない刑事」も失速感が半端なかったですけど、本作「リーガルハイ2」も、第1話がアレだったもので、2話目の鑑賞直前は大変ハラハラしたものでした。
今回で巻き返すか、それとも地に堕ちるか…果たして!

…結果、「ほっとした」というところでした。安心しましたよー。
従来の「セリフ回しの軽妙さ」や「ありきたりで終わらない捻り」が見られたので、今回は楽しく見ることができました。

あらすじは「天才実業家・鮎川(佐藤隆太)は、自分を批判したメディアや個人ブロガー、さらには自分をモデルにした少女漫画の作者を名誉棄損で訴える。金の匂いを感じた古美門(こみかど)は、鮎川の弁護を申し出るが、鮎川は自分でやると断る。古美門は逆に訴えられた少女漫画家の弁護に付くが、鮎川は素人ながら手強い相手であった。楽しそうに裁判を続ける鮎川の真の目的とは…?」というお話。

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○オープニングタイトル場面が、何気に秀逸。
前作からありましたけど、古美門と黛(まゆずみ)がウルトラマンのような特撮で対峙するオープニングタイトル。前作より手が込んで、妙にカッコ良く出来ていて見応えがあります。なんか次回が楽しみになる程の魅力。
周りの建物が全て倒壊し荒野になっているのは、二人の勝手な争いに周りが迷惑している様を表しているようで楽しい。

○大量セリフの掛け合いの楽しさ。
序盤の古美門と天才実業家・鮎川の掛け合いから、期待通りのハイテンポとズッコケ。
セリフ量も莫大に好き勝手に古美門がしゃべり倒します。もっともっと訴訟相手を増やせるぞ! とけしかける古美門の言葉に乗せられたと思いきや、「弁護は断る!」と断言する鮎川に古美門ズッコケ。古典的ですが楽しい。

○新キャラとの掛け合いも良かった。
岡田将生演じる新キャラ・羽生は、1話では不安材料のように見えていましたが、今回の古美門との裁判共闘は「新しい息吹」として成立しそうな嬉しい予感がありました。いわゆる「チーム戦」です。これにより、3人~4人しかいなかった古美門事務所がにぎやかになり、古美門の突っ込み相手が黛だけに限らず、羽生含め羽生の弁護士事務所の面々と増員されました。ただし、羽生一派は全然気にしないツワモノだらけのようですが。
本来、突っ込みどころだらけの「古美門」が、逆に突っ込みまくっている様子が逆に楽しい。

ただし、非常識キャラは「古美門」だけでいいんだという意見も多いようですが。
まだ残る不安材料は、羽生とは今後対決姿勢になりそうですが、今のところ古美門にとって脅威になるほどの腕前に思えないところ。どうなっていくやら…? なんとなく終盤はダークサイドに転がりそうな気もします。今後が楽しみです。

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(今回の小ネタベスト「手をつないでパワーアップするのは、パーマンだけ!」)


○二転三転の裁判劇
本作最大の見どころは、なんといっても「裁判劇」
古美門の「屁理屈」ぎりぎりの論法を、得意のマシンガントークで説得力補強する勢いの心地よさ。
仲間さえ心配するほどの「逆転の発想」で、不利な裁判を見事にひっくり返すのが醍醐味です。
1話では、古美門が「初黒星」となる展開だったこともあり、逆転裁判の爽快感は微塵もなく、それが1話の酷評につながったと思いますが、今回は、そ、こ、そ、こ、「復活」させていました。

(ネタバレですが、裁判の流れを下記に)

・鮎川は、自分をモデルにした主人公の漫画に対し、「自分が醜悪に描かれ過ぎていて名誉棄損である」と主張。
・古美門は、「名誉棄損も何も、既に鮎川の名誉が地に落ちた時に書かれたものであり、漫画は事実を書いているだけ。名誉を傷つけたのは漫画でない。鮎川自身だ」と主張。
・鮎川は、「この漫画の作者は、かつて私が株を取得した後に倒産した町工場経営者の娘であり、私怨を持って事実以上のことを書いている」と主張。
・古美門は、「そもそもこの漫画は名誉を棄損していない。読者アンケートによると、この漫画の主人公のことを『ひどい』と言いながらも、『魅力を感じる』と回答している者が実は多い」と主張。

以降、古美門と鮎川の二人は「名誉棄損だ」「いや魅力的だ」という激しい掛け合いを始めます。

○意外性のあるオチ。
単純に「善」「悪」を割らない所も本作の魅力。
今回も、ラストのラストに「そうだったんだー」という鮎川の真の意図を垣間見せます。
「人の言葉と心情は裏腹なもの」
そういうテーマが盛り込まれているのでした。
人への批判や悪口の裏側には、愛情が隠されていることがあるという…。

【古美門の黛への毒舌】見下し ←→ 愛情(子弟愛?)(本人断固否定)
【鮎川の主張】怒りの訴訟 ←→ 罪滅ぼし
【作者の恨み】鮎川への復讐心 ←→ 憧れ
【読者の評価】主人公はひどい奴だ ←→ けど魅力的だ
【安藤貴和】死刑でいい ←→ ?


リーガルハイにしては、やや綺麗過ぎる結末のようにも思いますが、一応「ほー」という結末だったので良かったと思いますよ。


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さて、好評価とは裏腹に残念な部分もちらり。

×下ネタと変顔は、もういい。
序盤の小雪演じる死刑囚・安藤貴和とのやり取りになると必ず「下ネタ」が繰り広げられます。別に紳士ぶるわけじゃないけど、「堺雅人」が無理してる感があるのですよね…。古美門も演者もどちらも、あまり男性的なキャラじゃないからかもしれません。
変顔も「勢いで笑わせよう」という無理が見えてつらい。
何より寒い。人と一緒に鑑賞していると冷や汗をかくレベルです。

×裁判の「勝ち」に説得力が薄かった。
上記では「二転三転」を誉めていたのですけど…しかし、古美門が「勝てる」ほどの説得力が最終弁論でもう一歩感じられませんでした。それは、脚本家にも判っていたのか、あえて判決場面は出さずに、後日談のように「勝ってよかったですねー」と別の場所での会話で説明するのは、ちょっと「逃げ」てるようで爽快感がありません。
ばしっと決めて、ばしっと「勝利」をモノにしてくださいよ、先生!

×時々、演出が過剰では?
最終弁論の古美門と鮎川がまるで格闘技のように弁論を繰り広げる場面は、ちょっと大げさ過ぎではありませんか? 見ていて恥ずかしくなってしまった…。ハイテンションが本作の魅力なのは確かですが、裁判場面はきっちり王道の「饒舌戦」で闘ってほしいというのは個人的意見でしょうか?
汗だくのフラフラになった古美門が、「もっと闘おう」と少年漫画みたいなことを言うのはちょっとヒヤリとしました。もしかしたら、鮎川を完全燃焼させ、とっとと裁判に飽きてもらおうという企みがあったのかもしれませんが…。

×古美門、黛、羽生を三角関係にしかねない伏線。
これは推測による危惧ですが、羽生に毎回毎回、黛の可愛い写真を眺めさせたり、黛が古美門の弁論姿に目をきらきらさせている場面をちょこっと入れたり、古美門の黛への毒舌は愛情の裏返しだと思わせてみたり…まさかの恋愛ドラマ発展はないですよね。間違ってもやめましょう。そういうドラマじゃないので。
一説によると、「踊る大捜査線」も初期の頃、織田裕二と深津絵里の恋愛モノに変更する予定があったとか。
くわばら、くわばら。


ま、それでも今回は「良い流れ」を感じられて良かったです。
第3話を楽しみに待ちましょう。


いい加減、映画観ないと…。


「リーガル・ハイ 1期」の感想はこちら。

リーガルハイ2 1話感想

リーガルハイ2 3話・4話感想

リーガルハイ2 5話・6話感想

リーガルハイ2 7話・8話感想

リーガルハイ2 9話・10話感想


  

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Posted on 2013/10/19 Sat. 00:54 [edit]

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