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イングロリアス・バスターズ /タランティーが真面目に撮ったら、最高傑作に! 


 イングロリアス・バスターズ [DVD]
 イングロリアス・バスターズ
 (2009年 アメリカ映画)
 95/100点 



長文の感想はこちら。


大傑作! ここ10年で一番面白かったです。

史実を無視した「ヒットラーの暗殺」を群像劇で描く映画です。

戦争映画と謳ってますが、派手な群衆による戦闘シーンがあるわけではありません。
タランティーノらしく章ごとに分かれたワンシチュエーション(狭い空間)で、ストーリーが展開します。

知恵と勇気に満ちた、ナチスとスパイと復讐者たちの腹の探り合いの緊迫劇です。

この映画の特徴は、アメリカ人は英語を、フランス人はフランス語を、ドイツ人はドイツ語を、イタリア人はイタリア語を、という形で、きちんとその国の人が、その国の言語を話すところです。

それって当たり前?
いえいえ、ハリウッド映画ではどの国の人も、不自然にみんな「英語」を話す場合が多いのです。
どの国の人も日本語を話していた『ルパン三世』みたいなもの。

ゆえに、言語がテーマの一つになっています。
スパイの発音がおかしくて疑われたり、隠れているユダヤ人に気づかれないよう理解できない言語を話したり…、といった演出がうまく施されています。

ナチスハンターのブラッドピットが、「ドイツ人にイタリア語が分かるはずがない」と中途半端な語学力でイタリア人になりすましますが、現れたドイツ人将校がイタリア語がぺらぺらで・・・、といった笑撃シーンもあります。

ランダ大佐「失礼ですが、お名前は?」
スパイ「(中途半端な舌巻きで)アントニオマルゲリータ!」
ランダ大佐「もう1回」
スパイ「(半端極まりない舌巻きで)マルゲリータ!」
ランダ大佐「もっと音楽的な響きで、もう1回!」


完全にコントになっています。

 imagesCA5H7BS9.jpg
 
(イタリア人になりすまし中)


その将校役のクリストフ・ヴァルツは、憎たらしいが頭のキレまくるこのランダ大佐を見事に演じ切り、「アカデミー助演男優賞」に輝きました。納得!

いつもながらタランティーノのBGM選択も秀逸。
ナチスへの復讐を誓うユダヤ女性「ショシャナ」の最後の顛末に流れる、エンニオ・モリコーネの「Un Amico(ウン・アミーコ)」は驚くほど感動的です。

スパイ活動がいつバレるか分からないド緊張の心理戦など、これでもかこれでもかの見所が満載。3時間くらいの映画ですが、ちっとも長く感じません。

ラストのオチもバッチリ決まってます。まさに「最高傑作」

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 (死線直前の楽しいひととき…)


 

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Posted on 2012/08/30 Thu. 23:24 [edit]

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