素人目線の映画感想ブログ

素人による、素人のための映画感想・レビュー。 映画文法や方程式なんのその。

リーガルハイ2 3話・4話 


時間がない…。体調不良、おまけに「グランドセフトオート5」にかかりきり…そんなこんなで映画が観れず、更新も滞る日々でございます。そんな折、久しぶりに見てしまった映画が不可解映画「コズモポリス」という最悪なチョイス…。
きっと万全な体調ならば良かったのでしょうけど、寝不足には大変堪える映画でして…さらに筆が遅れるという始末の悪さ。

ふー。ということで、今回はまたまた「リーガルハイ2」
前回さぼったので、3話・4話のまとめ感想です。


 無題
 リーガルハイ2  第3話
 (2013年 日本ドラマ)80/100点


回復しましたねー!
ようやく「リーガルハイ」本領発揮かな、と思いました。
どうにも腑に落ちなかったライバル弁護士・羽生の立ち位置も明確になり、素晴らしき皮肉に満ちたオチもスッキリしました。
そうそう、こうでなくっちゃ!
と思わせた回でしたね。

今回のテーマは、整形を理由とした「離婚裁判」

美人を求め、晴れて美人と結婚したエリートサラリーマン・熊井は、その美人妻・ほのかが整形であると気づき憤怒します。
当然、整形をテーマにした物語と言えば、大抵のオチは「人は外見じゃない。中身だ!」という結論に落ち着くものですが、そこは本作、離婚を望む熊井側に古美門が付いたことでも分かる通り、単純な綺麗ごとでは終わらせません。

結論から言いますと、最終のオチは「外見も中身もひどい奴が存在する!」 身も蓋もないなー!
きったない策略でまんまと妻・ほのかを罠にはめ、全面勝利を収めた古美門ですが、直後のひっくり返すセリフが素晴らしい。
「あなたが人生を捧げるに値する男性は他にいますよ。(熊井をちらりと見て)こんなのじゃなくて」 こんなの!
そこでハタと気づきます。
そっか、古美門は「こんなのと無理に結婚生活を続けたって、どうせ不幸になるだけですよ」と言いたかったわけか。
考えてみれば熊井はかなり偏屈者です。美人を求めるのは構いませんが、高校時代にクラスの女子全員の容姿を点数化し、ノートに記し、しかもそれを平然と同窓会で黛(まゆずみ)に見せつけるというのは、かなり人間性が屈折してます。普通じゃない。
おまけに、一度愛した女性が「整形」だったからと、いとも簡単に切って捨てようとする男なわけで…。
終盤、「妊娠」をちらつかされ(ウソでしたが)、離婚を思いとどまろうとした熊井ですが、望まぬ結婚生活を続けたとしても、きっと熊井は「結婚してやった」という上から目線の横柄な夫になり、妻を苦しめた可能性は高いと思います。

一見、勝つことばかりにこだわっている古美門ですが、実は「良い方向」「現実的な解決方向」に進めようとする様子は非常にカッコいい。

逆に、全ての人間を笑顔にしたいと望む羽生の思惑は、「偽りの感情」を無理強いすることに過ぎないというわけで。

これまで、いまいち役割が分かりにくかった羽生ですが、なるほど、1期目の「リーガルハイ」における黛の役割を果たしているんだなと思いました。2期目でも古美門と黛の争いばかりではマンネリなので(1話で古美門が「このやりとりもう飽きたー!」と言っているように)、「綺麗ごと」を並べ、それを古美門に完膚無きまでに叩きのめされる役割は羽生に移されたのだなと思いましたよ。(4話で、あっさりとその予測は崩れました…)

ラストのラスト、妻・ほのかの残した日記帳を見て、ようやく熊井は妻の存在の大切さに気づきます。
「もう一度やり直そう」と妻・ほのかの元にたどり着きますが…ほのかにはとっくに新しい彼氏が出来ているのでした。そして前述のオチを言い放つのです。
「見た目が悪い人は、心がきれいだと思ってたけど、見た目も中身も悪い人がいるって気づいたわ」と。
そして、「見た目も心も綺麗な男」と一緒に「ベッド」を買いに行くのです。合掌。

なかなかひねりまくってて、すごくないですかね…?

当初は「人は外見じゃない、中身だ」という常識を覆すだろうから、「外見へのこだわりも大事だ」というようなオチに持っていくのかと思いきや、「外見も中身もまずい人がいる」という予想斜め上の着地点。とはいえ、なんか説得力があって一番現実的だと思わされる見事さ。

結果、一番ダメな奴は裁判で勝ったはずの熊井なのでした。

古美門は勝利を収めるが、依頼人は損をするという…。まるで、関わるとみんな不幸になる「笑うセールスマン」さながらです。いいですね、堺雅人版「笑うセールスマン」。いっつもニヤリとしてるし。最近ほとんどスーツ姿だし。なで付けた髪形が似合うし。

そうそう。さらにラストのラストのラストには、「舞妓オチ」も披露され、やり過ぎ感を滲ませつつも意外にハズしてなくて良かったです。今期、やや不調の飛ばし過ぎのギャグ場面はOPとラストだけに絞るとスッキリ収まる気がします。 

さあ、あとは意味不明になりつつある安藤貴和(小雪)の存在をどうするか!?


 無題1
 リーガルハイ2  第4話
 (2013年 日本ドラマ)75/100点


不安にさせますね…。
端的に言うならば…
「全体の三分の二は随分楽しかった。終盤で愕然とした…。」
なんなんでしょう、この波の激しさ…ちょっと酔いそうなほどです。くらくらしてきます。

笑いのパートは良かったんですよね。
私はコメディものでめったに声を出して笑うことはないんですけど(ニヤリとするだけ)、今回、「リーガルハイ」鑑賞史上、初めて噴き出した場面がありました!

「だ、か、ら、私は負けてない! 『ホンコン』は、アルファベットで書くと、『g』で終わってる。だから正確には『ホングコング』! 『ン』じゃない。『グ』だ。キングコングを『キンコン』って言いますかー!?」

『しりとり』で負けてしまった古美門が、必至の屁理屈を飛ばします。車内でどんだけ『しりとり』で盛り上がってんだ、とその場のやり取りが透けて見えておかしくって。

いろいろ言われている広末涼子演じる別府裁判官ですが…確かに腹から声の出ていない弱いセリフ回しは気になりますけど、ゲストだから、ま、いいかなーって。羽生に比べれば役割がはっきりしてるしね。

裁判所での古美門の舞い踊る弁護シーンは、遠くからのワンショットで何やら美しくアートにさえ感じました。かろやかだなー。

裁判の内容自体も終盤にはいつものごとく捻り、「果たして幸せなのはどっち? 嫉妬していたのはどっち?」という流れはワクワクしたものです。
仕事柄私もよく見かけるのですが、無理に「私立の名門校」に通い、付いていけず、落ちこぼれ、公立に通っている子より学力や人間力が低下している生徒が多いことがよくあります。また、医師の家庭で裕福だったとしても、夫婦仲は最悪で不幸そうな家庭もよーく見かけます。だから、今回の話には現実味がありました。

ただ、古美門が一体いつそのことに気付いたのかを知りたい。
なぜなら、弁護を引き受けた時点で気付いていなかったのならば、この裁判で勝ったのはただの運だということになりかねないからです。弁護の話が来て引き受けるまでに、隠密・蘭丸に探らせていたのでしょうか。その点がちょっと気にかかりました。ま、探らせてから、「勝てる」と見込んで引き受けたのでしょうね。基本、勝算のない勝負はしませんものね。なぜか気になったのでした。

さてさて。

ここからが御立ち合い。
裁判内容のひねりはよかったものの、まさかのハッピーエンドにリーガルファンは今衝撃を受けています。
それも、ちょっとあり得ないハッピーエンドです。

「刺した女と刺された女」、また「2000万円払った女と払わせた女」がともに仲直り…どころか、せっかく引っ越した先でまた隣人同士になろうと計画しているとは!

これは何の意図でしょうか。本当は何か意図が隠されているのでしょうか。
まさか本当に「仲直り」オチなのでしょうか。
放火したり、ゴルフクラブで頭をかち割ろうとしたり、実際刺したりした者、された者同士が仲直りなんかするものか。

どうにも羽生が古美門に一矢報いるという展開のために、話を無理やりに単純化させている気がしてなりません。
となると、羽生の存在は今期のリーガルハイにとって、やはり「不要」でしかないということになりかねません。途中までは、「羽生ダークサイド堕ち」が確定かなと思っていただけに無念にさえ感じます。

まさか、今後は「キレイなお話」の展開で進めるおつもりですか? やめてください! 散々痛い目に遭ってきた私たちは「世の中こんなもんさ」と「リーガルハイ」で再度しっかりと確認し「じゃ、しょーがないよね」と自分に言い聞かせて開き直ることで日々心を安定させて生きているのです。それなのに世の中がきれいだなんてー! やめてくれー! 損しているなんて気付かせないでくれー!(半分冗談ですからね。)

「リーガルハイ」って、コミカルな空気感の中で「ぎょっ」とするような心の闇を、イタズラッ子のコミカド君が悪意をもって暴き散らして回るブラックユーモアの傑作だと思っていたもので…こりゃあ、この先が不安になってしまいましたよ。

まさかの服部さん陰謀論も吹き荒れる中、しかも! やめてくれよーとあれほど注意していた黛・羽生の恋愛設定が始動しはじめるし。
それからね、やっぱり注意していましたけどね、堺雅人の「下ネタ」と極端な「顔芸」は封印した方がよろしい。
無理してる感が出てますよ! 「ハットーリサーン」のとこ、バカリズムかと思った。

さあ、どうなることやら…。


リーガルハイ2 1話感想

リーガルハイ2 2話感想

リーガルハイ2 5話・6話感想

リーガルハイ2 7話・8話感想

リーガルハイ2 9話・10話感想


  

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Posted on 2013/11/01 Fri. 12:56 [edit]

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コメント

 

はじめまして
いつも興味深く、ブログを拝見させていただいております。
私も、昨シーズンからリーガルハイが好きで毎週楽しみに鑑賞しています。
今回のお話は、個人的な見解で、深読みのしすぎかもしれませんが
隣の家=隣の国 ということではないかなと考えさせられました。ラストのオチで、願いも込められている上での結末ではないかと。

また、恋愛設定については、前回のサオリさんのような
リーガルハイならではのしかけが、ひそんでいると思うので、ちょっぴり楽しみにしています

URL | みかん #- | 2013/11/01 15:13 | edit

みかん様 

コメントありがとうございます。

そうか、そういう見方があるのですね。
ちょっと目から鱗です。
もし、そうだとしたら、別の捉え方ができそうです。
教えて頂いてありがとうございます。…ってか、すみません、ふがいない感想で…。

恋愛設定も、何かしらオチがあるのかもしれませんね。

もちろん、まだまだ「リーガルハイ」には期待しています。
ちょっと好きすぎて、不安になってしまったのでした。

URL | タイチ #- | 2013/11/01 18:14 | edit

 

4話予告だと原告が片桐はいりに見えていたのは私だけでしょうか!?
うわー広末に片桐はいりにつまらなくなりそうだなと思った話は
やはり広末・・・冷静にブロードウェイではありません、とか
その後の古美門が廊下に立たされるというのはいわゆる王道で
子供が見るなら笑えるかもしれませんが
予測できていたということと言いますか・・・

自分はストーリーは単純、ギャグは複雑、なんとも身勝手な要求ですが
自分の笑いのレベルが上がってきているため
ああ、そういうくだりあるあるだね っていうのでは笑えず。
仏頂面で見ているわけではないですが
腹を抱えて笑えるところはやはり今回もなし・・・

飽きさせないストーリーではあると思います。
伏線を超わかりやすく敷くのはやはり10話しかないからでしょうが、
はっきりいってこの際伏線なぞいらん、
ストーリーよりギャグだ、とも思います。
前期のオチもまあありがちでしたが
前回自体そもそもマンネリ化してましたし、
それで満足できていたわけですから今回もそれでいいのではないかと・・・

ところでキスシーンくるか!?ここまで恋愛要素極小で抑えてきたのに
きちゃうのか!?と思いきやカナブンだったのでホッとしましたw
そっち系にいってほしくないですし、そっち系がほぼ皆無だからこそ
見ているので。。。

うーーーん
視聴率がナンパーだったのか知りませんし
知ったところで詭弁で「ああおもしろい、やっぱ視聴率よかったしね」
なんて言いませんが視聴率関係なしに失速中・・・

管理人さんも書いていますが
OPの前の変顔・・・
あれはいらないですし
それこそまた子供にしか通用しない軽い笑い。
子供は汚い言葉で喜びますが(笑)
それと同じで変顔したりはしゃいでいれば楽しい、笑える。
そんなクオリティの低い笑いじゃなくてもっと高いレベルの笑いを求めますw


家族と見ている手前笑えないところはありますね。
最初の方の高速回転三所攻めとか最近だと古美門が
実は早漏だったとか(ここは子供には何言っているかわからないけれど大人は鼻で笑えますね)挙句の果てにドM・・・
無理な下ネタは家族と見ていて気まずくなるので嫌ですが、
高速回転三所攻めとか早漏にしても早漏という言葉を使わず
言ってくれるのでそこは助かっていますw
PM 10:00~からですしね。ちょっとくらいは下ネタをぶっこんでも・・・

今回も長文失礼しましたm(__)m
私も最近GTA:Vを始めまして、
グラセフあんまやんないんですが
これもドラマと同じでストーリーまったく気にしていませんw
オープンワールド、多彩な乗り物・・・
チートは云々はオンラインでの話で
オフラインでやるなら問題ないですし
無敵はめったに使いませんがセスナで遊んだり・・・
このゲーム、飽きませんねww

URL | しろの #rnU6iefI | 2013/11/01 19:30 | edit

しろの様 

いつもコメントありがとうございます。

期待値が高いだけに、「リーガルハイ2」にはやきもきさせられます。
まだまだこれからかなあとは思っていますけど…。

下ネタは、前期でも沢地さん関連で多少ありました。
けど「ぺったんこ~」のあたりとか、面白かったんですけどねえ。
今期はなんだか滑りますね。

視聴率が良いと、シリーズ化してくれそうなので、なんか気にしてます。
ただクオリティは下げてほしくない。
その点、「相棒」と違って、脚本家が一人でやってるから、
品質維持は難しいかもしれませんね。
「古畑任三郎」も、「3期」あたりは、かなりひどかったですもんね。
名作「タイガー&ドラゴン」も、最終回あたり、ひどかったもんなー。


GTAVは、もうすぐオンラインが始まるので、
私、オンラインに手を出すの初めてなもので、
またまた時間を取られる恐れでいっぱいです…って、まあ、自分次第のことですが…。

URL | タイチ #- | 2013/11/02 12:22 | edit

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