素人目線の映画感想ブログ

素人による、素人のための映画感想・レビュー。 映画文法や方程式なんのその。

※ネタバレがある時は、必ず<赤字>で標記します。点数の説明はこちら。

アメイジング・スパイダーマン2 /3D映画のいいところ。 


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 アメイジング・スパイダーマン2
 (2014年 アメリカ映画)
 85/100点



これぞハリウッド。映画の王様。娯楽映画の真骨頂。

普段あまり劇場で見ないタイプの映画なんですけど、ゴールデンウィークだし、「ガンツ」に触発されてコミック版「ガンツ」を読んだらドハマリしたため、「世界を救う」的な熱い映画を見たい衝動に駆られたこともあって鑑賞。

つい最近まで、「ハネケ作品にはまりそうだなー」と思ってた矢先に、これ。
…節操のない振れ幅です。

おまけに、以前「映画の面白さに3Dは関係ない」と言っておいてなんですけど、これは3Dで見る事を超オススメ! 
…一貫性のない素人目線なのでありました。

なんでかっていうと、最近の3Dは飛び出してくるわけではなく、奥行きを感じることに特徴があるため、本作の高低差の多い画面には最適なのです。

つまり、スパイダーマンですから、高層ビルの屋上から急速に落下しつつ、ビルからビルへめまぐるしく高速移動するので、地面が迫りくる臨場感、目で追いつけないほどの疾走感、手前から奥へ移動する立体感などなど。
わー、ひゃー、ひえー、ほえー、と心の中で雄たけびを上げていたものですよ。
…プライドないなあ。

それ以外でも、スパイダーマンの糸がびゅーんと伸びて人々を救う場面を、超スローモーション(バレットタイム)でじっくり表現する場面でも、本領を発揮。
まるで目の前の現実が「スロー」になっているようで、とても不思議な感覚に酔いしれたのでありました。

スパイダー2


本作に対し、「ドラマ性皆無」「幼稚」という批判もありましょうが、そもそも遊園地のアトラクションに「ドラマ性」を求めないのと同じで、期待する方がいけないのです(キリッ)。

ただ、画面が薄暗くなる3Dメガネの仕様は、今後の進化を期待したいところですが。

あらすじは、…あらすじいります? ま、一応。
「スパイダーマンが、彼女と別れたりいじけたりしながら悪と戦います」という話。


本作『アメイジング・スパイダーマン』シリーズは、つい最近まで続いていたサムライミ版『スパイダーマン』のリメイクだそうです。知りませんでした。
『スパイダーマン・エピソードゼロ』みたいな作品かと思ったら、完全なリメイクだったんですね。

より若々しい雰囲気で、青春な匂いのするスパイダーマンに生まれ変わっています。
そのためか、当然、恋人であるグウェンとの色恋沙汰がメインを占め、一層「ウジウジした」主人公が拝めますよ!

パーカー


前作で、恋人・グウェンのお父さんの死に際に、「娘に近づかないでね……(ガクッ)」と、えげつない遺言を言い渡され、「ええええええーーー! ちょっとお父さん、おとうさーん!」となったスパイダーマンこと、ピーター君。

そうはいっても別れずにいたのですけど、お父さんの姿が脳裏から消えずにウジウジしているものだから、グウェンの方から別れを切り出されてしまいます。

しかし、諦めきれないピーター君。スパイダーマンの能力を最大限に発揮し、グウェンの行動を逐一監視。
彼女から、「なんで私が行ったレストランを知っているの?」と問われ、思わず「一日に一回くらい尾行してた」と場内騒然レベルの告白をします。

通常なら警察に通報されるところですが、ここで、グウェンが「まー、ウフフ」となるところに、本作のドラマの「やってらんねー加減」が象徴されているわけです。

とはいっても、グウェンを演じるエマ・ストーンが魅力的だし、ピーターは不器用な好青年なので、大目にみるとしましょう。

ところで。

来日時に出演していた『嵐にしやがれ』でのゲーム対決では、役柄そのままに、エマ・ストーンは器用にこなし、ピーター君を演じたアンドリュー・ガーフィールドは、「もってない」感丸出しでしたな。


エマ
(役柄通り、クールビューティーなエマ嬢)


案dりゅー
(役柄通り、ウジウジなピーター君)


ジェイミー
(役柄そっちのけではしゃぐ敵役のジェイミー・フォックス氏)
 ま、いーんだけど。


さて、上記では素ではしゃいじゃった名優ジェイミー・フォックスが演じるのは、敵となり、スパイダーマンを苦しめることになるマックス。
彼は弱気で友達のいない技師でしたが、あることをきっかけに「エレクトロ」という電気を操る怪人に成り果ててしまいます。

まだ悪に振れていなかった彼を、完全にダークサイドに落とすきっかけが巧かった。
そのきっかけは、スパイダーマンなのであります。

序盤でマックスを助けたスパイダーマン。去り際に「君は必要な男だ」と褒めあげます。完全に鵜呑みにしたマックスは有頂天。スパイダーマンを完全に友達と誤認識。

…ピーターのストーカー行為といい、マックスの妄想友達ごっこといい、最近の男は、どいつもこいつも大丈夫か!?

さて。

しかし、不慮による電気事故によって、不幸にも怪人化してしまったマックスは街をうろつきます。その恐ろしい形相と挙動不審過ぎる行動に街の人々はざわつきます。いつの間にか街の大型ビジョンには、どこもかしこも彼の顔だらけ。

これまで、誰からも存在を意識されることのなかった彼は、突然の有名人状態に「え…もしかして、オレ、デビュー?」とわくわくが止まりません。

そこへスパイダーマン登場。
スパイダーマンの圧倒的ヒーロー像に比べられ、彼はあっという間に「悪人判定」を下されてしまいます。
大型ビジョンに映し出される注目の顔は、瞬く間にスパイダーマンに切り替わってしまうのです。

裏切られた。
彼は、一瞬にしてそう思い込むのでした。

と、も、だ、ち、だ、と、お、もっ、て、い、た、の、に。

彼の憎悪は、際限もなく膨れ上がるのです。

悲しい性を抱えた悪党…という設定は好きです。この場面はすごく良かった。
ただ…美味しい設定のはずなのに、この先には一切深みのあるドラマ性は見られませんでした。ま、期待してませんでしたけど。

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(ここまで人相変わったら、もはや名優使わなくてもいいのでは…)


そこから繰り出される怒涛のアクションの素晴らしさに、拍手喝采です。
おまけに、スパイダーマンの瞬発力と判断力がすごい。

糸がどう飛んで、どこにくっついて、どう作用して、どう人々が助かるのか、もーよくわかりません。ですが、なんか凄いんです。

また、普段のウジウジを吹き飛ばすように、スパイダーマンの仮面を被った途端、ピーターが軽妙な感じに変身するのが小気味よいです。

基本、余裕をぶっこいて人助けをしています。消防士と連携する場面では、ご丁寧に消防士ハットをかぶっています。
いよっ、大人気ヒーローとしての素質を存分に発揮してますな! マックスを闇に落っことした直後だけどね! 

あと、もう一人の敵・グリーンゴブリンと化す若きCEO・ハリーは、なんか若かりし頃のディカプリオかと思った。
新進気鋭の若手俳優デイン・デハーンです。
彼もまた、不知の病を携えた不幸なキャラクターとして登場します。

スパイダーマンの血を手に入れれば病気が治ると信じ、正体を知らないままピーターにスパイダーマンとの仲介を頼みます(なんかこういうのパーマンでも見た)。

しかし、その魂のお願いを一刀両断に断るピーター。
とことん、友達を怒らす羽目に陥るピーターなのでした。

グウェン


終盤も目が離せません。
スパイダーマンと恋人・グウェンの高所からの墜落シーンは、本当に美しく、儚く、夢のような一番の見せ場で、本当にくぎ付けでした。

まだネタバレは出来ませんが、私、この最後の展開は知らなかったので驚きました。
へえええ! そーなんだー! とドッキリしましたよ。原作通りなんですかね? 

どうしても言いたいことがあるので、ちょこっとだけ反転で言うと「前作のラストでは恋人のお父さんの葬儀の場面があり…、まさか今回もラストに同じって…。悲しいはずなのに、一瞬笑いかけたぞ」コレ、ニホンデハ、テンドン、ト、イイマス。

というわけで。

アトラクションムービーで何が悪い。それもまた、映画の楽しさの一つには違いないと思います。
ハンス・ジマーの手がけたBGMもやっぱ最高に盛り上がりますね!
気晴らしには最高。デートにも最適。

無論、見終わった後には、不思議とあまり印象に残らないのだけれど。


   

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Posted on 2014/05/10 Sat. 23:35 [edit]

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コメント

 

ジェイミー・フォックスさんほんと原型ないですよね(笑)

URL | かもしだ #Kntr1t.6 | 2016/04/24 01:58 | edit

かもしだ 様 

コメント頂戴しありがとうございます。

特殊メイクが過ぎると、誰が誰やらよく分かりませんからね。

URL | タイチ #- | 2016/04/24 19:46 | edit

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