素人目線の映画感想ブログ

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それでもボクはやってない それでも彼はやってないとは断言できない。 


 それでもボクはやってない スタンダード・エディション [DVD]
 それでもボクはやってない
 (2007年 日本映画) 85/100点


痴漢冤罪事件の裁判から、日本の司法制度のおかしさを描いた秀作です。
痴漢裁判は99.9%有罪になる(有罪にしてしまう)そうです。
どんなに無罪を主張しても、証拠がなくても、「やったにきまっている」という観点で裁かれてしまいます。映画では当初理解のある裁判官が担当するのですが、無罪になりそうな形勢になると左遷され、「有罪」派の裁判官が突然担当になり、そこから主人公の苦境が始まるのです。
映画の中で、「全ての男には動機がある」と語られます。

誤解だろうと勘違いだろうと、「疑われたらおしまい」ということです。
荷物を置きっぱなしにして置き引きにあったり、玄関の鍵を開けっ放しで泥棒に入られたりしたら、盗んだ者よりも不注意をした者の方が批判されることがあります。
今後痴漢冤罪も、「疑われた人が悪い」という風潮になるかもしれません。

電車の中では女性の隣にいかない。背を向ける。両手を上げる。
 
といった予防が義務となるでしょう。
そうしなければ、冤罪と本当の痴漢を区別することはできません。
 
現にこの映画では、本当に主人公がやってないという描写はありません。

全て主人公目線の回想シーンしかないからです。
彼がやってないという確証は、実は観客にも得られないのです。
疑われないための努力が、男に必要という気がします。


  

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Posted on 2012/08/29 Wed. 22:22 [edit]

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映画「それでもボクはやってない」 8  

犯人を糾弾する側にとっては面白くない作品      映画「それでもボクはやっていない」 http://analyticalsociaboy.txt-nifty.com/yoakemaeka/2007/02/post_dee2.html  弁護士として,【日本の刑事裁判

営業の良識を問う | 2012/11/29 19:37

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