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宇宙人ポール SF映画検定スタート! 


 無題
 宇宙人ポール
 (2011年 イギリス・アメリカ映画)75/100点


「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホットファズ」でおなじみのコンビ、ニック・フロストとサイモン・ペッグ共演のコメディ第3弾です。

ゾンビもの、警察ものと来て、今回のテーマは宇宙人もの。
SF映画をどれだけ知っているかどうかで面白さが変わってくるなと思うほど、本作にはさまざまなSF映画のオマージュ・パロディがてんこもりです。
正直に言って、私は3つか4つくらいしか分からなかったので、しばしばキョトンとしてしまう場面がありましたが、主人公二人の醸し出す「存在だけでもおかしい」感じに何度もニヤリとさせられました。

あらすじは簡単です。
グレアム(サイモン・ペッグ)とクライブ(ニック・フロスト)はイギリスからアメリカのコミケに参加するためにやってきた超オタク。UFOにゆかりのある場所を観光している内に、ポールと名乗る宇宙人と出会い、ともに警察や謎の組織に追われる羽目に…」というもの。

宇宙人のポールは、その名前からして地球(アメリカ)に相当馴染んでます。
60年も暮らしているので当然ですが、文化や言葉に限らずお下劣さも地球(アメリカ)人そのもの。
おおよそ宇宙人っぽくない陽気な言動・行動がひたすら笑わせてくれます。
ただし…非日常的なはずの存在が、意外にも日常的なことをするという笑いの要素は、ダウンタウンのコントなんかでよく見てきた設定なので、目新しい感じではないですが。(「悪の組織のボスが、レンタルビデオの返却期限を気にする」といったコントとか)
また、ポールがおっさん声なのも意外でした。高い声を発するとイメージしていたので…ほんと、ただのおっさんです。

  無題1
  (驚異の治癒能力を披露するポールさん)


ポールは、長年地球人にさまざまなアドバイスをしてきたとのこと。
その中に、スピルバーグへSF映画のアイディアを教える場面があり、スピルバーグ本人が声だけ出演しているサービスシーンもあります。
ポールの容姿はテレビのUFO特集でよく見かけるタイプですが、その容姿が度々テレビ放送されたり、Tシャツになったり、人形になったりしているのは、いつか宇宙人の存在を公で発表した時に、みんなが驚きすぎないようにするためだとか。その割には、ポールを間近で見た人達はかなりの確率で失神してますので、まだまだ周知が足りぬということなのでしょう。
そもそもスピルバーグの「未知との遭遇」も、宇宙人との実際の遭遇に慣れさせるために作ったなんて説もありましたよね。あれからしかし、何十年経っていることやら。

話は逸れますが、宇宙人の存在自体はおそらく間違いないことでしょう。
銀河系だけでも、地球に似た惑星は1000億個あるそうですので、その中で地球だけに知的生命体がいるというのは逆に不自然と言われています。
もちろん、ポールのような、はるかかなたの地球に来れるだけの科学力を持つ宇宙人がいるかどうかは、わかりません。
そこまでの文明ではなくとも、地球と同じレベルの文明社会ならばきっとあるのではないかと思うのです。
何十光年先の惑星でも、きっと我々の世界と同じように「吉野家」があり、牛丼を食べているのですよ、きっと。(ま、牛丼に限らないけど)
 
さて、本作は主人公二人が、宇宙人のポールと逃避行を繰り広げる物語です。
途中で出会うのは、敬虔な…フリをしているクリスチャン女性のルース。彼女はダーウィンの進化論を完全否定するほどのキリスト教徒でしたが、宗教の考えと筋が合わない存在であるポールを認めざるを得ず、今度は逆にあっさりと神を否定。こちらが心配になるほど無宗教に寝返り、汚い言葉を使いまくり、この先は欲のまま好き放題にするんだい、と好意を抱くグレアムを期待させまくります。

ここまで気持ちいいほどキリスト教を否定して見せるとは、さすが自由の国。
最近問題になったイスラム教否定映画もこんな感覚だったのかもしれませんが…。

  無題1
  (あったね、こういう捕まった宇宙人写真。どことなくベビーキョンシーみたい)

 
全体的に大爆笑はないものの、マニアックな小ネタやバカドジ間抜けな登場人物たちのドタバタがひっきりなしの、とても楽しい映画でした。
最期の最後に登場するラスボスも、SFファンをうならせる特別な大物ゲスト。VIP扱いかと思いきや、さすが、神をも恐れぬ本作は、SFファンにとっては女神級のこのゲストにまで散々な扱いをかまします。
そしてこの映画、さっき知ったんですけど、脚本を執筆したのはまさに主演のサイモンとニックと聞いてびっくり。
ほんと、好きなんだなあ… 
いやあ…

ほんと、どんだけお調子者なんだ、あんたら!


↓こちらのレビューはかなり詳細です。
オタクとエイリアンの珍道中「宇宙人ポール」/カゲヒナタのレビュー

↓こちらもどうぞ。
宇宙人ポール・・・・・評価額1600円/ノラネコの呑んで観るシネマ


 

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Posted on 2012/10/14 Sun. 21:59 [edit]

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