素人目線の映画感想ブログ

素人による、素人のための映画感想・レビュー。 映画文法や方程式なんのその。

エイリアン やつを巨大な「G」だと考えたら、ギャー。 


 無題
 エイリアン
 (1979年 アメリカ映画)80/100点


何を隠そう、私は夏場に家の中でカサカサと暗躍する、あの黒い虫(名を書くのも嫌だ)、通称「G」が大嫌いです。
ま、好きな人はいないでしょうけど、人並み以上にひたすら苦手です。
家の中でふと見かけたりしようもんなら、殺虫剤を手に、決死の思いで対処します。
しかし、恐ろしいことに、ヤツの生命力とその防衛本能は全ての生物の中でも群を抜いており、中々思い通りに処分できないこともあるわけです。
恐ろしい…。とりわけ、その素早さを武器にした神出鬼没さは驚愕に値し、本棚の裏側に逃げ込んだはずなのに、いつのまにか反対側の壁を這っている、なんてこともしばしば。
おぞましい…。もし処理を誤り見失ってしまったら、しばらくは安眠の許されない生活が続いてしまうのです…。
いやらしい…。しかも、やつは意志を持っているかのごとく、こちらの恐怖を知っているかのごとく、翻弄してやろうと企てんばかりに時折飛んで見せるのです。ぎゃー。

さて、そこで今回は「エイリアン」です。(何のこっちゃ)

恒例の「今さら」シリーズ。ちょっと前に「プロメテウス」を見たことだし、そのシリーズの第1弾である本作をおさらいしてみました。
制作年が1979年と、思った以上に古い作品で、何度もテレビ放送されてますので当然物語の流れは十分に知ってましたけど、実はきちんと最初から通して見たことがなく、今回「今さら」ながらにしっかり鑑賞。さすがは、今だにシリーズが続いているだけあって、なかなかの傑作SFパニックホラーでした。

あらすじは、
帰路途中の宇宙貨物船ノストロモ号に謎の生物が侵入。7人の乗員が決死の闘いを繰り広げます」という、簡単に言ったらそういうお話。

主人公は、ご存じリプリー(シガニー・ウィーバー)ですが、序盤から中盤は誰が生き残るのかわからないくらい、みんな等しい描き方をされています。全く中身を知らずに見たら、ホントに誰が主人公か見分けがつかないくらいです。
リプリーは仲間を見殺しにしてでも、感染の疑いのある者を船内に入れようとしない堅物な感じだし、主人公っぽい頼もしい男性陣がポンポコあっさり死んでいくし。
終盤は、意外な生き残り方だなあと。

謎の音声信号を捉えて、ある惑星へ調査に向かうリプリーご一行ですが、ここで発見するモノを見てびっくり。
プロメテウス」に出てきた宇宙船だし、白いピッコロ大魔王こと、「エンジニア」の化石体が出てきて、その化石体が座っている台座もプロメテウスでも見たものでした。へー、つなげてんだなーと、ほんのちょっぴりの感激。

その後、惑星で変なクモみたいなヒトデみたいな気色悪い生物に寄生されてしまった乗員の一人の腹から、どびゃっとエイリアンの幼体が飛び出てくるところから、船内は血で血を洗う地獄と化してしまうのでした。

ところでね、ここで冒頭のお話につながるのですけどね、逃げてった幼体を探し回る部分が、何ともご家庭で「G」を探し回っている様子に酷似していて、そう思ってたらどうしようもなく感情移入できて、思った以上にハラハラしたのでした。(微笑ましくもあった)
いつ、どこから出てくるのか分からないまま、あっちかこっちかと殺虫剤(火炎放射器)を向けててね。
ちなみに、ヤツを探してダクトに入り込むなんて私には絶対にできませんよ。
知らない間に足元にいようもんなら。
クツの上に這い上がってこようもんなら。ひー。
 
無題2
(この部屋で見たんだよなー)

無題3
(えー、やだー、どこー?)

無題4
(大抵、こういう隙間にいるんだよね…)

無題5
(天井にいたりして…)


無題6
(カサカサカサカサ!)

無題7
(出たぁぁぁぁ!) 
  
ね、なんかちょっとアットホーム。

とはいえ、乗組員はほぼ全員、巨大なヤツに殺されてしまうのですから、まだ「G」の方がましと言われれば、まあ…ましですかね。(ましです)
 
本作はいちいち緩急がうまく、ほのぼのした空気や安堵に満ちた雰囲気の中、突然に絶望的な展開に変わるのでドっキリ感があります。
ただ意外にも、エイリアンにやられる描写を直接見せない演出になっていて、グロテスクな描写は少ないので安心設定かな。
 
あと、こちらの方が古い映画だから当然ですが、本作よりも昔の時代設定である「プロメテウス」の方が、遥かに文明が発達した船内描写でした。
例えば本作では、船内ディスプレイはブラウン管だし、照明は蛍光灯だし、高度なAIであろうマザーは、回答がつかなかった知恵袋レベルでした。
また。
エイリアンの幼体を見て、「人類が初めて出会った地球外生命体だ」と言っていた割に、異星人の化石体を見つけた時は何とも薄いリアクションだったような…
こまかーいツッコミどころはありますが、シンプルな構成ながら、見事な演出で大変見応えのある記念すべき第1弾だと思います。

終盤で、眠っているエイリアンを偶然発見するリプリーの驚きようといったらね…。まさに、米びつのそばで「G」を見つけちゃった奥様のごとき驚きようで…
……
…ちょっと笑っちゃった。


*『エイリアン2』の感想はこちら。


  

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Posted on 2012/11/30 Fri. 22:31 [edit]

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コメント

 

こんばんは、はじめてコメントさせていただきます。

この映画の黒い奴を「G」に見立てるという比喩は実にわかりやすくて大いに賛同できました。今回この記事を読んでいて思い出したのですが、ワタシが以前住んでいた古い家ではその「G」がものすごい数で堂々と活動しており(ーー;)あれはさしずめ「エイリアン2」の状態だったんだと勝手に納得しています(椅子に座ってるとき自分の両足を陸橋代わりに使われたこともありましたし(__;))今思えば"今度は戦争だ!"と叫びながらマザーGを倒すまで戦い続ければ良かったかも。。。

※こちらのブログは最近ちょくちょく覗かせていただいておりました。また遊びに来させていただきますので今後ともよろしくお願いいたします<(_ _)>

URL | しろくろShow #- | 2012/12/03 20:20 | edit

Re: タイトルなし 

しろくろshow様

コメント頂戴し、ありがとうございました。
自分の脚を陸橋!?
とても私には我慢なりません。
昔、友達の家に泊まりに行った時、
夜に大量出没したため、急きょ公園で寝たことがあります。
命をとられるわけではありませんが、
同じくらいの恐怖なのです。
「エイリアン2」ってそんなのでしたっけ?
また見直してみますね。ありがとうございました。

URL | タイチ #- | 2012/12/03 20:59 | edit

ウェイランド湯谷社 

アッシュを派遣したウェイランド湯谷社は既にエイリアンの存在を知っていて、マザーとアッシュは密命を受けていたため、「初めて発見した地球外生命体」というのは嘘であることがわかるので、ツッコミどころでは無いですよ。

URL | エイリアン #- | 2017/02/10 03:48 | edit

エイリアン 様 

すみません、詳しく覚えていないんですけど、その他の人たちのリアクションも薄かったような…?

URL | タイチ #- | 2017/02/10 10:23 | edit

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