素人目線の映画感想ブログ

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IT それが見えたら終わり /新スタンド・バイ・ミー 

 
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 IT それが見えたら終わり
 (2017年 アメリカ映画)  
 84/100点



オリジナル版未見、原作未読です。
オリジナル版を観て予習しようと思ってたら、近所のレンタル店ずっと貸出中だもの。みんな、考える所は一緒なんですね。

さて。
本作はホラー映画でもあり、青春映画でもあると聞いていました。
で、本作を観てみたところ、私の中では、本作の見どころは、2割が「ホラー」、8割が「青春」という印象です。
いや、実際ホラーシーンは凄く多いですよ。
けど。
ちっとも怖くありません。

ジャパニーズホラーのようなゾっとする描写は皆無です。
『イット・フォローズ』みたいな、斬新な恐怖という感じもありません。

本作の怖がらせ方は、いわゆる、「お化け屋敷」的なソレ。
スクリーンからピエロが巨大化して飛び出てきたり、血の噴水がドバっと噴き出したり、とってもアトラクションなのです。
ゾンビみたいなのが画面にアップになって、「オーバケーだぞー!」って場面には、失笑したくらい。

だから、怖くはありません。
ホラー映画として期待していると、かなり肩透かしを食らいます。

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でも。
本作の真骨頂はそこじゃない。

本作は。
少年・少女のひと夏の冒険ってところに面白みがふんだんです!
これは、面白かった! なんか感激した! 素敵だったもの!

スタンド・バイ・ミー感が存分にあります。
夏休みの日差しの感じがすごく良くって。

まるで、ドラえもんの劇場版のようにも感じたものです。ただ、まあ…、『ドラえもん』では、腕がもぎれたりはしないですけどね…(本作は、楳図かずおの漫画並に子どもが過酷な目に遭います)

とはいっても。
ルーザー(負け犬)風の仲間たちと、紅一点の不良少女。
彼らの絆と、彼らが大人の階段をのぼっていく過程がしっかりと描かれていて、とても好感を持ちました。

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大人の過程とはすなわち、「トラウマ(恐怖)の克服」

弟を亡くしたことを受けとめられない少年。
過保護な母親に縛られている少年。
強迫神経症を抱えた少年。
いじめっ子に怯える日々を送っている少年。
両親を火事で亡くした少年。
そして。
父親から虐待を受けている少女。

考えてみると、「it」の存在は、その全ての象徴みたいなものです。
子どもにしか見えないという「it(=恐怖)」を乗り越えなければ、彼らは大人になれないのです。
終盤の彼らの覚悟には、ちょっと付いていけないくらい説得力が不足していますけど、青春の壁をぶち壊すような爽快感が残りました。

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それにしても。

自転車で駆ける眩いばかりの純粋さ。
謎のトンネルを探検したり、高所から湖へダイブしたり、いじめっ子と対決したり、憧れの異性と接近したり。
その全てが、キラキラして見えて眩しかったほどです。
素晴らしい青春のストーリー。そう観ると、ものすごい傑作なのです。

ところで。

本作は続編へと続きます。彼らが大人になってから、再び「IT」と対決する物語のようです。
子どもばかりを付け狙う「IT」は、所詮小悪党です。大人になった彼らが、また悪さをしようとする「IT」をボッコボコにする、ストレスフリーな物語になったらいいのになあと思ったりします。

んなこたないでしょうけれど。

ということで、今日はこれくらい。
実は、管理人、右手小指を骨折してしまいまして。あんまりキーボードをてきぱき打てません。
しばらく、ちょっと短めな感想になるかと…

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Posted on 2017/11/10 Fri. 13:24 [edit]

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