素人目線の映画感想ブログ

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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン/「天才詐欺師」にして、「最高の役者」 


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 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
 (2002年 アメリカ映画)  
 90/100点



2000年代前後の映画を再鑑賞してます。
今回は、これまたウッスラとしか記憶していなかった映画です。

けど、今回見直してみて思ったけど、これは面白い!! さすがのスピルバーグ!! 1級のエンタメ映画でしたね。

サスペンスと言うより、どちらかというとコメディに近い軽いテイストです。

実際の詐欺師のお話だそうで。

メインの詐欺は「小切手偽造」ですが、時に弁護士になりすましたり、医者になりすましたり、パイロットに…。
偽物なのに、その職場に入り込む達人なのです。
ちょっと前に…、テレビのバラエティ番組で、芸人さんがスタッフのふりしてドラマの撮影現場に潜り込むってのがありましたけど、ソレみたいなやつ(?)

けど、一体どうやってそんなことが可能なんだろう!? と興味津々に観ていると肩透かしを食らうかも。
結構、ふわっとしたエピソードで描いてますから。
たぶん、事実より随分省略して描かれているんでしょうね。
こんな幼稚な「ごまかし」で本当にうまくいったのかなあ…? という疑問が湧くような描写もちらほらあります。

そう、だから何度も言うけど、軽いテイスト。

とはいえ面白いです。

何より、この頃のディカプリオは、まだまだプリプリオ。
「痛々しい若さ」を演じたら右に出る者のいない、彼の青二才ぶりが素晴らしいです。
本作の予告にもある、大人を舐めた顔して「メリー・クリスマス!」と叫ぶ彼のみずみずしさが、鮮烈でした。

キャッチミー


今はもう…、なんか、ごついもんねえ…。

トムハンクスは、この人は晩年変わらんな。モーガンフリーマンくらい、ずっと年齢が変わらん。

物語は、詐欺師フランク演じるディカプリオと、捜査官カール演じるトム・ハンクスの追いかけごっこ! (まさに、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(鬼さん、こちら)』です。

まるで「ルパ~ン」と言わんばかりに、カールはフランクを追います。
しかし! 追い詰められたフランクの逃げ口上の巧さ!! 
まんまと出し抜かれるカールは、まさに銭形ばりのピエロ状態でした。

変装ではなく、口八丁で誰にでも成り済ますフランクが、やたら痛快です。
天才の頭脳と大胆な行動力を併せ持ったフランク。
しかし、彼には哀しみの側面がありました。
家族の絆を取り戻すために奔走する彼の姿は、寂しさに駆られた子ウサギのよう。
子の心、親知らずで…。仲良くしてほしい両親は離婚。すぐさま再婚した母親と、税務署からきつい締め付けに頭を抱える父親の姿が、彼を打ちのめすのでした。

やはり。
傷つく青二才(裕福ならなおさら)をやらせたら、ディカプリオの右に出る者はいないのでした。
(デイン・デハーンとか、ポスト・若ディカプリオっぽいけど)

で。

終盤、捜査官カールの立ち位置が変わります。さすがのトム・ハンクスの面目躍如。『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』でも見せた、理解にあふれた父親としてフランクを見守るのでした。

ただ。
「小切手偽造」という犯罪で大金をせしめた彼が、フランクの思惑で、とある仕事をなす展開は、若干の違和感もあります。
ああ…、許されるんだなあ、という。

キャッチミー2


とはいえ、本作は実話です。
実際のフランクも、晩年は「偽造摘発の権威」と称えられたそうです。
オレオレ詐欺で荒稼ぎした人が、「詐欺防止の専門家」になるみたいなもんです。
矢口真理が、「不倫防止の専門家」になるみたいなもんですよ。

「詐欺師」とはいえ、実は、短期間の勉強で本当に司法試験に受かっていたフランクは、まさしく「天才」
おまけに、ディカプリオが演じるにふさわしい「最高の役者」だったのです。

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Posted on 2018/12/16 Sun. 23:12 [edit]

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