素人目線の映画感想ブログ

映画文法は気にせず、素人感覚で、楽しく映画の感想を書いていきます!

首/中学生ヤンキーか、信長。

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81点 <感想前半:ネタバレなし>本作は、加瀬亮で始まって加瀬亮で終わる映画だと思います。とにかく、「中学生ヤンキーのようにとち狂ってる信長」という発明が、とても素晴らしかったものです。しかも、名古屋弁の咆哮の迫力たるや、ゴジラにも負けてない。最後は吐き出した炎で本能寺を焼きはらってた!(嘘)つまり。この信長がいなかったら、本作には何があったんだろう…と思わなくもない。とはいえ。戦国時代の武将、「全...

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー/本作は、ドラマシリーズがふさわしい。

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(2023年)90点! <感想前半:ネタバレなし>待望の続編というか、前作の人気や完成度からいって、約束された続編です。前作もそうですけど、ポスター観ただけじゃ、絶対観ないタイプの印象なんです。なんか、安っぽい脱力系ギャグ映画のような…(失礼)。ともすれば、押井守の最近の実写映画ぐらいの…(けっこう失礼)。主演の二人が、ちょっとガンバレルーヤに見えなくもないし(だいぶ失礼)ところが。これが面白いんなんの。...

異端の鳥/この世の地獄。

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(2021年)90点! <前半:結末以外、ネタバレあり>ド久しぶりの更新です。だもんで、気合を入れて上映時間3時間の本作を鑑賞。ところが、長尺のうえ残酷映像のオンパレードに、ごっそり体力を削られてグッタリしちゃった…。とはいえ、単発エピソードの羅列のような構成のため、意外に長さを感じません。なにより、刺激の強い描写が多いうえ、白黒の映像も美しく、釘づけにさせるパワーがあります。第二次世界大戦下の、とある...

ベター・コール・ソウル(吹き替え版)/史上最高のドラマを越えた、最高のドラマ。

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  (2016年~22年 アメリカドラマ) 100点! 一か月、このドラマにハマりこんでました。最高の最高、大傑作でした。ドラマ史上最高と言われた『ブレイキング・バッド』のキャラクター:悪徳弁護士ソウル・グッドマンを主人公にしたスピンオフのドラマです。正直、一切期待していませんでした。実のところ、Season1の1話を観て、「こんなもんか…」と3年くらい視聴をやめていたくらいです。何となく再開したのが一か月前。今...

ちょっと思い出しただけ/後悔なんて、しない。

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(2021年 日本映画) 87点 <結末をネタバレしています>「カップルの別れ」を描きます。この空気感、『花束みたいな恋をした』や『500日のサマー』を思い出します。特別でも、壮大でも、悲劇でもない、誰にでも共感できそうなほど普通の物語ってのがミソです。だから、セリフ周りがとてもナチュラルです。主人公の葉(よう)を演じる伊藤沙莉と、照生を演じる池松壮亮の巧さが際立ちます。深夜の商店街での長回しは必見で...

さがす/怪優・佐藤二郎の本領。

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 (2021年 日本映画)84点 福田〇一監督の作品に出てくる佐藤二郎は、あまり好きではありません。脱力系のボケや自然体なつもりのセリフ回しに、飽き飽きしています。でも、反対に、福田〇一監督の作品以外に出てくる佐藤二郎は大好きです。あ、そうか。福田〇一が嫌いなんだ。佐藤二郎は、その風貌がやたら中年まみれにも関わらず、口調の穏やかさが魅力です。品格さえ漂わせます。そして、怪しさも醸します。稀有な魅力...

シンウルトラマン/来たぞ、庵野のウルトラマン。

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  (2022年 アメリカ映画) 89点 面白かったです。久しぶりに楽しい映画でした。と、同時に、賛の部分も否の部分も両方、語りたいことが山ほど出てくる映画です。これだけでも、映画としてホント優秀だと思うのです。けれど、何から書いていけばいいのか、まとめられる気がしません。だもんで。思うがまま、徒然書いていきます。ちなみに、初代ウルトラマンは観てましたけど、はっきりとは覚えていない程度の知識です。...

コーダ あいのうた/障害者と健常者のフラットな世界。

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  (2022年 アメリカ映画) 95点 アカデミー賞の最優秀作品賞を獲得しました。物語が王道です。誰が観ても泣きます。やはり、アカデミー賞はエンタメ要素も重視されますね。期待してたけど、『ドライブ・マイ・カー』の受賞は無理だ。なんたって映画館で、「3時間も使ってワケが分からんわ!」と喚いてた人がいたくらいだもん…本作は、泣きのツボをきっちり抑えてきます。巧いですよ。ある意味、悪評の「ドラ泣き」と同...

あゝ荒野 前篇・後篇/闘うことは、憎むこと。

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  (2017年 日本映画) 85点 役者が凄いです…菅田将暉が、魂を削るような芝居を見せます。心配になるくらいです。映画・ドラマに出まくってて、さらにオールナイトニッポンまでこなすんだから、体調崩さないか。最近では、月9ドラマと同時並行で、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にも出ています。演じる源義経が新しい人物像で、狂気をはらんだ顔つきが印象的です。本作でも、なかなかやっべー奴を演じています。それを上回...

13デイズ/核戦争を望む者はいない。

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  (2000年 アメリカ映画) 85点 ロシアのウクライナ侵攻が勃発しました。一歩間違えば、第三次世界大戦が起きかねません。すなわちそれは、核戦争を意味します。コロナに続き、とんでもない時代に突入してしまったという恐怖感があります。しかし。こういった危機は初めてではなく、人類は過去にも同じようなことを経験してきました。その一つは、1962年「キューバ危機」 それを描いたのが本作です。今回、歴史から今...

聖なる鹿殺し/この悲劇は、必然の不条理?

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  (2021年 アメリカ映画) 89点 不穏。それに尽きます。得体の知れない、何か悪いことが近づいてくる感覚が終始胸をかき乱します。引っ搔くようなバイオリンのBGMが、それを最大限に引き立てます。ただし、意味不明です。起きる悲劇は不条理なのに、起こるべくして起こったように描かれているのが、不気味です。「世の中そういうもんですけど、何か?」と妙に語り口がクールなんですよ。説明付かないほど不条理なのに、...

ストレンジャーザンパラダイス/心地よい、トボケの境地。

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  (1986年 アメリカ映画) 84点 いわずもがな、ジム・ジャームッシュの代表作です。最近、邦画の青春映画をよく観ていたので、青春映画の傑作と言われる本作を、久しぶりに鑑賞しました。登場人物は少なく、舞台もほぼ室内か車中。低予算っぽいんだけど、ワンシーンワンカットで、合間に長めの暗転を入れる斬新な構成が、粘土に押し付けるように印象を残します。これだけで、「只者じゃない感」が凄い映画です。とはい...

孤狼の血 LEVEL2/全員、怖い。宮崎美子まで、怖い。

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  (2021年 日本映画) 85点 『アウトレイジ』よりも、韓国映画に対してライバル心を剥き出ししてない?…と思うくらい、アクセルベタ踏みのえげつない描写満載です。目をつぶすとか異常すぎて引きます。あんなのホラーじゃんか。あの目潰しなんてイギリスのゾンビ映画『28週後』で観て以来だもの。『アウトレイジ』も残酷な描写が多いけど、どこかトボけてて、愛嬌があるんですよね。比べて本作は、一切可愛げがない。ヤ...

朝が来る/朝が来たのか、謎。

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  (2020年 日本映画) 85点 河瀬直美監督の映画は初めてです。これまでは、難解な芸術映画としてカンヌで人気があり、日本ではあんまり…というイメージでした。今回の映画は、どちらかというと商業映画寄りだそうで、評判もいいと聞いて、鑑賞。確かに、これは面白い。監督の演出力の高さを、ひしひしと感じました。「6年前、不妊により養子で赤ん坊を迎え入れた夫婦のもとに、今になって子供を返してほしいと連絡があ...

暗くなるまで待って/ただのご婦人と舐めてたら。

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 (1967年 アメリカ映画) 85点 ヘップバーン主演の本作は、タイトルがまるでロマンスですけど、ヒッチコックばりのサスペンスでした。「待って」って感じがかわいらしく聞こえますけど、本編は「待て!」とか、「待ってる途中でしょうが!」って感じなんです、まあ、どうでもいいけど。さすがアメリカ映画とうなる傑作でした。50年以上前の映画ですけど、エンターテイメントとして古臭さがありません。ほぼ室内のワンシ...

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