素人目線の映画感想ブログ

映画文法は気にせず、素人感覚で、楽しく映画の感想を書いていきます!

ベター・コール・ソウル(吹き替え版)/史上最高のドラマを越えた、最高のドラマ。

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  (2016年~22年 アメリカドラマ) 100点! 一か月、このドラマにハマりこんでました。最高の最高、大傑作でした。ドラマ史上最高と言われた『ブレイキング・バッド』のいちキャラクター:悪徳弁護士ソウル・グッドマンを主人公にしたスピンオフのドラマです。正直、一切期待していませんでした。実のところ、Season1の1話を観て、「こんなもんか…」と3年くらい視聴をやめていたくらいです。それが何となく再開したのが一...

ちょっと思い出しただけ/後悔なんて、しない。

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 (2021年 日本映画) 87点 <結末をネタバレしています>「カップルの別れ」を描きます。この空気感、『花束みたいな恋をした』や『500日のサマー』を思い出します。特別でも、壮大でも、悲劇でもない、誰にでも共感できそうなほど普通の物語ってのがミソです。だから、セリフ周りがとてもナチュラルです。主人公の葉(よう)を演じる伊藤沙莉と、照生を演じる池松壮亮の巧さが際立ちます。深夜の商店街での長回しは必見...

さがす/怪優・佐藤二郎の本領。

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 (2021年 日本映画) 84点 福田〇一監督の作品に出てくる佐藤二郎は、あまり好きではありません。脱力系のボケや自然体なつもりのセリフ回しに、飽き飽きしています。でも、反対に、福田〇一監督の作品以外に出てくる佐藤二郎は大好きです。あ、そうか。福田〇一が嫌いなんだ。佐藤二郎は、その風貌がやたら中年まみれにも関わらず、口調の穏やかさが魅力です。品格さえ漂わせます。そして、怪しさも醸します。稀有な魅...

シンウルトラマン/来たぞ、庵野のウルトラマン。

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  (2022年 アメリカ映画) 89点 面白かったです。久しぶりに楽しい映画でした。と、同時に、賛の部分も否の部分も両方、語りたいことが山ほど出てくる映画です。これだけでも、映画としてホント優秀だと思うのです。けれど、何から書いていけばいいのか、まとめられる気がしません。だもんで。思うがまま、徒然書いていきます。ちなみに、初代ウルトラマンは観てましたけど、はっきりとは覚えていない程度の知識です。...

コーダ あいのうた/障害者と健常者のフラットな世界。

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  (2022年 アメリカ映画) 95点 アカデミー賞の最優秀作品賞を獲得しました。物語が王道です。誰が観ても泣きます。やはり、アカデミー賞はエンタメ要素も重視されますね。期待してたけど、『ドライブ・マイ・カー』の受賞は無理だ。なんたって映画館で、「3時間も使ってワケが分からんわ!」と喚いてた人がいたくらいだもん…本作は、泣きのツボをきっちり抑えてきます。巧いですよ。ある意味、悪評の「ドラ泣き」と同...

あゝ荒野 前篇・後篇/闘うことは、憎むこと。

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  (2017年 日本映画) 85点 役者が凄いです…菅田将暉が、魂を削るような芝居を見せます。心配になるくらいです。映画・ドラマに出まくってて、さらにオールナイトニッポンまでこなすんだから、体調崩さないか。最近では、月9ドラマと同時並行で、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にも出ています。演じる源義経が新しい人物像で、狂気をはらんだ顔つきが印象的です。本作でも、なかなかやっべー奴を演じています。それを上回...

13デイズ/核戦争を望む者はいない。

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  (2000年 アメリカ映画) 85点 ロシアのウクライナ侵攻が勃発しました。一歩間違えば、第三次世界大戦が起きかねません。すなわちそれは、核戦争を意味します。コロナに続き、とんでもない時代に突入してしまったという恐怖感があります。しかし。こういった危機は初めてではなく、人類は過去にも同じようなことを経験してきました。その一つは、1962年「キューバ危機」 それを描いたのが本作です。今回、歴史から今...

聖なる鹿殺し/この悲劇は、必然の不条理?

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  (2021年 アメリカ映画) 89点 不穏。それに尽きます。得体の知れない、何か悪いことが近づいてくる感覚が終始胸をかき乱します。引っ搔くようなバイオリンのBGMが、それを最大限に引き立てます。ただし、意味不明です。起きる悲劇は不条理なのに、起こるべくして起こったように描かれているのが、不気味です。「世の中そういうもんですけど、何か?」と妙に語り口がクールなんですよ。説明付かないほど不条理なのに、...

ストレンジャーザンパラダイス/心地よい、トボケの境地。

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  (1986年 アメリカ映画) 84点 いわずもがな、ジム・ジャームッシュの代表作です。最近、邦画の青春映画をよく観ていたので、青春映画の傑作と言われる本作を、久しぶりに鑑賞しました。登場人物は少なく、舞台もほぼ室内か車中。低予算っぽいんだけど、ワンシーンワンカットで、合間に長めの暗転を入れる斬新な構成が、粘土に押し付けるように印象を残します。これだけで、「只者じゃない感」が凄い映画です。とはい...

孤狼の血 LEVEL2/全員、怖い。宮崎美子まで、怖い。

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  (2021年 日本映画) 85点 『アウトレイジ』より、韓国映画にライバル心むきだしじゃない?…と思うくらい、アクセルベタ踏みのえげつない描写満載です。目をつぶすとか異常すぎて引きます。あんなのホラーじゃん。だってイギリスのゾンビ映画『28週後』で観て以来だもの。『アウトレイジ』も残酷な描写が多いけど、どこかトボけてて、愛嬌があるんですよね。比べて本作は、一切かわいげなし。ヤクザ果汁を100%絞り...

朝が来る/朝が来たのか、謎。

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  (2020年 日本映画) 85点 河瀬直美監督の映画は初めてです。これまでは、難解な芸術映画としてカンヌで人気があり、日本ではあんまり…というイメージでした。今回の映画は、どちらかというと商業映画寄りだそうで、評判もいいと聞いて、鑑賞。確かに、これは面白い。監督の演出力の高さを、ひしひしと感じました。「6年前、不妊により養子で赤ん坊を迎え入れた夫婦のもとに、今になって子供を返してほしいと連絡があ...

暗くなるまで待って/ただのご婦人と舐めてたら。

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 (1967年 アメリカ映画) 85点 ヘップバーン主演の本作は、タイトルがまるでロマンスですけど、ヒッチコックばりのサスペンスでした。「待って」って感じがかわいらしく聞こえますけど、本編は「待て!」とか、「待ってる途中でしょうが!」って感じなんです、まあ、どうでもいいけど。さすがアメリカ映画とうなる傑作でした。50年以上前の映画ですけど、エンターテイメントとして古臭さがありません。ほぼ室内のワンシ...

街の上で/いつまでも、あると思うな青い頃。

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 (2021年 日本映画) 82点 主人公の青君が、名前の通り青いんです。勝手な理屈を語ったり、元カノに未練がましい電話をしたり、へんな質問でピリつかせたり…まー、青いね。しかし、どういうわけか共感してあわわわわ~となります。お前は、過去のトラウマを引き出す一級の催眠療法士か。おまけに。青君の喋り方や人との接し方が、あまりにもたどたどしくて、共感性羞恥心でさらに大変。ハッキリ言って、画面から目を反ら...

プロミシングヤングウーマン/彼女は、「分かったふり」が許せない。

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  (2021年 アメリカ映画) 80点 現代の深刻な性犯罪を真っ向から取り上げている映画です。近年、ジェンダー問題を描く映画が多く、大きな価値観の変化を感じます。とはいえ。急激な変化は浸透しにくいものです。特に女性軽視発言など、犯罪未満の「習慣」は簡単には変わりません。特に人生経験が長いほど、「どこが問題なの?」と理解されません。「習慣」を変える為に必要なことは、「継続」です。だから、しつこいほ...

グラン・トリノ/イーストウッドはアップデートしていく。

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  (2009年 アメリカ映画) 97点! イーストウッドの新作『クライ・マッチョ』を観て、改めて彼の老境の神々しさに感動しましてね…。十数年前に話題作となった本作をもう1回見直すことにしたんです。当時30代前半の時は、あまり印象に残らなかった映画なのに、今観たらめちゃくちゃ良くて。年齢とともに映画の感性は、本当に変わります。今のイーストウッドはもはや神様の領域に入っており(?)、誰かに襲われても、た...

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